うつ病 Ⅴ
うつ病 〔漢方療法+栄養療法〕
〔漢方療法〕でよく使われる処方
(イライラ、緊張感)抑肝散加陳皮半夏、香蘇散
(ゆうつ感、気分が晴れない)逍遥散、半夏厚朴湯
(疲労感、不安感)心脾顆粒、柴胡加竜骨牡蠣湯
(動物生薬)麝香、牛黄、レイヨウカク
効き目がシャープで即効性が期待できます。
ただ、漢方薬はその時の症状、状態、体質を重要視します、
病状は流動的なので、効果のない場合も、改善された場合も、
処方を変えていかなかれば対応できません。
〔栄養療法〕でよく使われるもの
アミノ酸液・・トリプトファン・フェニルアラニン・チロシンは
セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどの
脳内物質の材料になります。
ビタミン・ミネラル・・ビタミンB・亜鉛・鉄などがアミノ酸を脳内物質に
変えていきます。
自然に作られた脳内物質は脳の中で必要なだけ使われます。
セロトニンなどが過剰になる心配はありません。
さらに、アミノ酸、ビタミン、ミネラルは、身体的にも、精神的にも、
1個の細胞のエネルギーを増強するので、みるみる元気になっていくことも
たくさんあります。
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うつ病 Ⅳ
抗うつ剤
漢方療法と栄養療法、特に栄養療法はすでに病院でも利用されています。
そしてさらにその重要性が注目されていくと思われます。
それはいかにしても病院の薬の副作用、誤診等の不安が大きいからです。
現在、SSRI・SNRIの効能効果の使用上の注意には、
「24歳以下の患者には、自殺念慮、自殺企図のリスクが
増加する恐れがある」と記されています。
それは賦活症候群(アクチベーションシンドローム)の症状、
攻撃性・衝動性・自傷行為・自殺企図などの1つです。
20歳前後あれば、まず漢方療法、栄養療法を中心に治療していくべきでしょう。
2015年4月16日1 コメントがあります!
うつ病 Ⅲ
抗うつ剤
うつ病と診断された場合、抗うつ剤が投与される。
その時の抗うつ剤の効果は、3割が有効、3割はかえって症状が悪化、
4割は全く効果がない、という少し驚くデータです。
しかも効果のある3割の方が、必ずしも完全に元のように社会復帰できるわけではない。
1年後にはほぼ8割くらい方が再発するようです。
しかし、現在は社会復帰する前に様々なリハビリがあり、それをしっかりと実践すれば、
逆に8割ぐらいの方の社会復帰が実現しているようです。
この時に「栄養療法」を併用すれば、抗うつ剤を止めることが可能になることもあります。
また、社会復帰の可能性も非常に高くなるようです。
抗うつ剤は脳の中の脳内物質・セロトニン・ノルアドレナリンを増やす薬ですが、
体内でそれらは、アミノ酸とミネラル・ビタミンから作られます。
そのアミノ酸・ミネラル・ビタミンを医薬品・自然食品から摂りいれます。
抗うつ剤で強制的に増やすと副作用の出る心配もあります。
必要な分を必要なだけ作るのがやはり理想的だとおもいます。
そしてその材料は厳選された、品質の高いものでなければなりません。
2015年4月13日コメントはこちらからどうぞ!
うつ病 Ⅱ
うつ病の誤診
病院の診断でしばしば間違われるのは、Ⅱ型躁うつ病です。
実際、うつ病とⅡ型躁うつ病の診断は非常に困難な場合があるようです。
Ⅱ型躁うつ病の、躁の期間、症状は極めて短い時があり、また軽い症状
なので、見逃すことが多く、うつの症状が少しひどく長引くと、まずうつ病と
間違われる。
これは仕方のないことともいえます。
ただ、1年も2年も抗うつ剤が効かなければ、うつ病を疑って診断しなおすべき
だと思われるが、病院ではほとんどしないようだ。
逆に抗うつ剤系統の薬が増えてしまうこともある。
これでは患者はたまらない。
多剤大量処方の始まりもこんなことから始まることがあるようだ。
2015年4月11日コメントはこちらからどうぞ!
うつ病 Ⅰ
うつ病 〔漢方療法+栄養療法〕
人間は自然治癒力を持っている。
つまり、肉体的であれ、精神的なものであれ、人間は
自分自身で病気を治す力・自然治癒力を持っています。
それは言い換えると、優れた医者の治療や薬はあくまでも
病気を治すための補助であり、病気を治すのは本人自身の
自然治癒力ということになります。
うつ病もいろいろな状態、状況があります。
まだまだ初期でカウンセリングや適切な指導ですぐに回復
していくような場合もあります。
抗うつ剤等を使い、薬の効果があれば2か月~3か月で治る
場合もあります。
しかし、慢性的になり、抗うつ剤・抗不安剤・睡眠薬など
薬も増え、長引いている場合は、あるいは初めから症状が重い場合は、
少なくても2,3年の治療が必要です。そして治療が終るまでには
3~5年はかかりそうです。
それでも社会復帰するのには困難を極めるようです。
ただ、現在は様々な方法が考えられ、非常に高い確率で社会復帰を
可能にしている治療もあるようです。
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認知症 Ⅷ
ピック病(前頭側頭型認知症)
今なら少しはお役に立てると思う
何年か前に亡くなられた知り合いの家族の方のことです。
その家族のご主人のお母様のことです。
最近母(姑)がスーパーで万引きをする、しかも何度か
捕まっている。
それでも何事もなかったようにそのスーパーに行く。
勿論、スーパーには警戒されている、家族も注意を受けている。
そして何回か捕まった、その時、
警察が来ても、警察にも悪態をつき、偉そうに、平然としている。
家族はほとほと困ったようだ。
姑とはもともと上手くいかなくて、姑はさっさと家を出て、
1人暮らしを始めたらしい。
それからも姑に何度も困らせられる話を聞いている。
スーパーでの万引きもその1つとして聞いていた。
それから何年かして、姑は病院で認知症と診断された。
これは、明らかに「前頭側頭型認知症(ピック病)」である。
しかし、たびたびアルツハイマーと誤診される。
アルツハイマーで使われるアリセプトは禁忌である。
病院での治療は、アリセプトが中心になることもあり、かえって
容態が悪化したり、治療が混乱することがある。
しかし、早くからきちんとした病院治療と、あとは「漢方療法+栄養療法」で、
症状を抑え、進行を遅らせることができれば、もう少し本人も家族も
暮らしやすかったかもしれない。
今なら、お役に立てたのにと思う次第である。
2015年4月2日1 コメントがあります!
認知症 Ⅶ
前頭側頭葉型認知症
記憶障害より性格変化・コミュニケーション障害が
初めにでます。
※道徳観念がなく平気でものを盗る(ピック病)、日本は多い。
※無関心、極端に活動性が低下する。(前頭葉変性型)
※反復動作(トイレに何度も行く、家の周りをぐるぐる回る、昔の
自慢話を一言一句違わずに何度も繰り返し話す。)
※こだわる(気に入ると冬コートを夏でも着ている)
※ファーストフードとか、味の濃いものが好きなる。
多食、また異食になる。
※交通規則を守らない、赤信号でも走る、
※金銭管理がダメになる、すぐに使ってしまう。
※汚れた衣服をタンスにしまう。
※臭いの障害はない。
以上のようなことがあり、前頭側頭葉に初めに萎縮があれば、
まず前頭側頭葉認知症といえる。
アルツハイマーと間違われ、アリセプトなどが処方されると、
治療が混乱し、易怒・攻撃性が強くなり、患者・介護者を苦し
めることになる。
治療の現場ではかなり多いようです。つまり、アルツハイマー
は認知症の50%はないかもしれません。
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認知症 Ⅵ
〔漢方療法〕+〔栄養療法〕
何年(20年~30年)も前からお世話になっている方が、
最近少し物忘れがひどくなったらしいとは聞いていた。
家族の方が、本人が生きる気力を失って、ずいぶんひどく
塞ぎこんでいる、元気になる薬は何かないかと相談された。
私は、周辺症状にも中核症状にも早めの効果が期待できる、
脳血流を良くしくれる漢方薬を一処方であるが、おすすめした。
さらにそれは、うつっぽい時、やる気を失くした時にも、十分に
利用できるものでした。
それは期待以上に効果があり、ほぼ1か月を過ぎると、かなり
元気になり、以前のように家族にうるさがれるほどに回復して
いきました。
脳血流を良くすることができれば、すごい結果をもたらしてく
れることもあります。
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認知症 Ⅴ
〔漢方療法〕と〔栄養療法〕
脳の血管・血流の問題
最初に、そして最後に重要な問題になるのは、脳の血管・
血流の問題です。
それは、西洋医学的にも中医学的にも同じです。
また、脳血管型認知症においても、変性型認知症(アルツハイマー)
においても同じです。
脳のレントゲンを撮ると脳の萎縮のあるところが血流が悪くなって
います。勿論原因が脳梗塞などの場合も同じことが言えます。
脳の血流が良くなれば、認知症の予防、治療に少し期待できます。
〈よく使われる漢方薬〉
冠元顆粒(冠心逐オ丹)、冠脈通塞丸、補陽環五湯
能活精、霊黄参
〈栄養療法〉
ワタナベオイスター、ビーレバーキング、ササヘルス
活性青汁、酵華
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