一般的にメンタル疾患の相談に来る方は、精神科や心療内科などに何年か通ったが、薬は増えていく、症状はむしろ悪くなっている、この先が心配になり、副作用のない漢方薬を飲んでみたいと、ご来店することが多いようです。
今回の方の場合は、全く逆で、以前からのお客様が精神的にバランスが悪いということから栄養剤、漢方薬を飲み始めました。そしてその処方がそれなりに効果があり、本人も多少の不具合を感じながらも、肉体的にも精神的にもかなり大変な仕事をこなしていました。
しかし5年以上も同じ薬、栄養剤を飲み続けるのは難しいことです。それを飲むことはどのような効果があるのか十分に理解していないと、少しづつ飲む量が減ったり、時々飲むのを休んだりしてしまいます。
そして最後は前回書いたように、飲むのを止めてしまいました。
そして信頼しているご兄姉の勧めなどもあり、精神科の薬を飲み始めたようです。少ない薬でコントロールできれば良いが、もし薬がどんどん増えていくようなことあれば、性格的にも、環境的にもかなり深刻な状況も懸念されます。
病院の薬を飲みながら当店の栄養剤、漢方薬を飲んでいる方も多数いらいっしゃいますので、母親に会ったら、様子を聞いて、漢方薬をもう一度飲むようにおすすめするつもりでいます。
2017年9月6日