漢方医学では、「気血が調和すれば、病気にならない」といわれます。ストレスを受け心情が伸びやかでなくなると、気機が鬱滞し、長引くと気は血におよび多くの症状が生じます。そのため、「病が起こるのは鬱による」といわれます。
自律神経失調症に用いられる主な漢方薬。
①弁証:肝気鬱結
主訴:精神抑鬱、情緒不安定、ため息、あくび、おなかが張る
治法:疎肝理気解鬱
方剤:逍遥散、加味逍遥散
➁弁証:気滞痰鬱
主訴:喉にものがあるようで出そうとしても下そうとしてもできない(梅核気)。 胸中がもやもや、胸痛
治法:化痰理気解鬱
方剤:半夏厚朴湯、
③弁証:心神不安
主訴:考えすぎる、動悸、驚きやすい、不眠、物忘れ、顔色につやがない、精神疲労、食欲不振
治法:健脾養心、益気補血
方剤:心脾顆粒、柴胡加竜骨牡蠣湯
当店では、現在自立神経失調症の治療は動物生薬を中心に考えることが多いです。植物生薬中心の処方になったときでも、動物生薬の製剤を加えると、効き目の速さが全く違います。
どのような動物生薬を使うのか紹介しておきます。
牛黄、麝香、鹿茸、レイヨウカクの含まれる製剤を良く使います。
是非、一度その効果をお試し下さい。
2016年3月30日