ガンは必ずしも治らない病気ではありません。
ステージⅠ、Ⅱ、Ⅲの前半、これらの場合は、現在なら、きちんと治療すれば、むしろ治る病気と言っていいのではないかと思います。
ただ、ステージⅢの後半、ステージⅣになると、特別な例外を除いて、ガンはほとんど治らないと思います。
多少の延命はできても、5年正存率は極端に低い数字になってきます。しかしここでも、QOLの高い延命を、まだまだ少しではありますが、実現している人もいます。そしてほんとうに寿命に近い延命さえ実現している人も、極めて少ないのですがいるようです。
今回特に言っておきたいのは、ステージⅠ、Ⅱ、Ⅲの前半、の方たちです。きちんと治療、養生していけば、ほぼ完治に近い状態になれる方たちです。
その方たちの中に病院の治療が終り、さらに当店で漢方薬、自然薬等を飲まれて、1,2年元気に過ごすと、もう病気は治ってしまった、と思う方がいるようです。そして店頭にも来なくなってしまいます。
勿論そのまま運良く5年、10年過ぎてゆく方もいますが、半分前後の方たちは再発をするか、新しい初発のガンを発症します。
それはいくら初期のガンでも、ガンになる方は、その時点で身体の中が、ガンができる体質になっているということなのです。
ガンになった方は、その日に、ガンという超慢性疾患になったと考えて下さい。そしてその超慢性疾患の治療・予防・体質改善をずっとしていくつもりになって下さい。
ガンは慢性疾患と考えてやっていきましょう。
2015年11月21日